2/16 サウスガルダ wsk ウィンターカップ

2月14日金曜日~16日日曜日
イタリア、サウスガルダカーティングサーキットにて毎年冬にウィンターカップレースが開催されます。
このウィンターカップには、毎年新しいパーツやシャーシが展示される為、ヨーロッパ中のカートメーカーが集まる一大イベントとなっております。
今回鈴木斗輝哉はドラゴコルゼレーシングチームの一員としてOKクラスに参戦してきました。
初めての海外レース、しかも初めてのOKクラス(日本ではx30クラス、一つ下のカテゴリー)でしたが世界のトップドライバーと一緒に走る経験は今後の日本でのレースに必ずプラスになると思い、思い切って出場する事になりました。

2月10日月曜日

(上)出発は2月10日月曜日
成田空港 国際ターミナル①
アリタリア航空
2月10日13時20分成田国際空港出発
2月10日18時10分ミラノマルペンサ空港到着

イタリアまで時差8時間、行きは13時間前後かかります。

今回初めての海外レースでしたが親が仕事と長男の受験が重なってしまい、Kspeed win代表の川口慶太さんに全てをお願い致しました。現地ではカートサービスミチガミ代表道上学さんと3人で行動します。川口慶太さん、道上学さん、今回のレースではとてもお世話になりました。本当に感謝です。

(上)イタリア到着してからの食事。美味しそうです(^^)

(上)食事終わってから慶太さんはエンジン組みます。日本からレース用エンジン2機持ってきています。

2月11日火曜日

(上)2月11日火曜日
シート合わせとエンジン慣らし、コース慣れの為の走行です。
まず日本と違う所はテントがデカい??。素晴らしい環境です。
朝一は霧が出ていた為コースクローズでしたが、次第に晴れてきたので走行出来ました。
初めて走るコースなのでエンジン慣らししながらコース特性、路面状況を確認しながら丁寧に走行を重ねます

2月12日水曜日

(上)12日水曜日
この日から本格的に走り始めます。
練習走行は13分4本。本当に時間が有りません。一周でも多く走ってレコードラインを見つけます。
走行後も慶太さんと一緒にコースを歩いてラインを話し合い、修正します。しかし日本のレースと違い、タフなレースになりそうな予感しかないです。

2月13日木曜日

(上)13日木曜日
レーシングスーツが到着しました。
この日も13分4本の走行です。少し慣れてきましたがトップとは0.5離されています。全体では中の下位のタイムです。
ですが流石3日目なのでチーム員、ドライバー達と打ち解けてコミュニケーションが取れるようになります。外国語をどう対応しているんでしょう???。不思議でなりません

2月14日金曜日

(上)14日金曜日
10分間の練習走行とタイムトライアル8分、4回有る予選の1回目が行われました。
前日の夜に雨が降ってしまい、練習走行は雨は降っていないのですが路面は濡れている状態、ですが晴れているので全てのドライバーがドライタイヤです。
練習走行は29台中16番手。まずまずです。

運命のタイムトライアル、斗輝哉は第二グループです。
ここでのタイムトライアルは全てのレースのスタート位置になるので非常に大切なポイントです。

結果は、、、、

28台中25位。

遅いとは思っていましたがここまでの差があるとは予想していませんでした。

しかしこれが現実。

斗輝哉はA.B.C.D.Eの5クラスでDクラス。
金土日の3日間で予選4回を走り、ポイント制で上位67台に入ればスーパーヒート(日本で言うプレファイナル)に進めます。プレファイナルが終わった時点でのポイント計算で34位以内に入ればファイナルレースに出場出来ます。
このファイナルレースに入るのがとんでもなく難しい??。今回のレースはファイナルヒートに残ることが目標ですが、かなり難しくなりました。

(上)タイムトライアル、トップとの差はコンマ6秒近くあります。外国人ドライバー、マジで激速です

予選①
C×D
32台中30位スタート汗
ビリスタートです。
スタートは上手く決めて一周目で10台以上抜き、セクター3のトリプルヘアピンで接触。
初めての予選レースは1週も走る事なくリタイヤでした。
リタイヤの原因は最終コーナーにてブロックラインを走行していたのですがさらにそのインから強引に入られ、乗り上げられてリタイヤ。この辺が日本のレースとは違い激しい所です。しかしスタートは素晴らしい、接触は仕方ないとの現地の監督からの報告が有ったので次のレースに活かせれば良いと思います。

2月15日土曜日

15日土曜日
公式練習10分
28台中12位
トップとのタイム差がコンマ2秒まで縮まりました。

予選②D×E
34台中29位スタート。
またスタートで上がり、途中まで20番手位まで上がります。日本のレースではスタートは上手くいってましたがこの辺は海外レースでも通用しそうです。
ファイナルラップの最終コーナー立ち上がった所でまさかのエンジン焼き付き??チェッカー受けれず26位。しかし貴重な走行経験を積めました。やはりOKドライバーに求められるのは走りのみではなく、キャブの開閉度など道具もきっちり使いこなす幅広いキャパシティが必要なんだと改めて感じます。

続けて予選③B×D
このレースは観戦してくれた皆様からとても良かったと言われたレースです。というかこのヒートしかまともに走れていません。
前のレースにてエンジン焼き付かせたので予備のレースエンジンに積み替えてのスタートです。
34台中30位スタート。スタートからどんどん前に行き、セクター1.セクター2とファステスト連発して前に行きます。
なんかこのエンジン速い??
最終ラップには11位にいましたが最後2台に抜かれて最終的に13位チェッカー。しかし予備のエンジンが予想以上にかなり速い。レースってわからないものですね??。このレースが常に出来れば決勝に残れるのですが、、、。
全体ベスト2番手タイム、17台抜きで唯一レースさせてもらったヒートでした。

2月16日日曜日

16日日曜日
最終日です。
最後の予選④のレース結果によっては67台以内に入り、スーパーヒートに出場出来ます。
予選④A×D
またしてもスタートは決まり、1週目で20位付近まで行きます。抜くのは得意ですね。しかしまたしても3連ヘアピンで左側ラジエーターに乗り上げられ、リタイヤ。
予選最後のレースは26位で終わります。トキヤのイタリアでのレースは終了です。67位以内に残れない。スーパーヒートにすら行けない自分の力に悔しい思いをしました。
予選④終わってから電話して、一番初めに出た言葉が
「俺、必ずリベンジするから」
いや、まず先立つものが先だろ??
と思いましたが頑張ろうと電話終わり、家族で外食しようと出かけた時に(line)が。

俺スーパーヒート残った。

まさかの上位67台中67位。
滑り込みセーフ。少しでもレース経験が欲しいのでとても良かったです。スーパーヒートでも途中18位まで上がりましたが最後は26位。結局ファイナルヒートには進めませんでしたがとてもとても貴重なレース経験が出来ました。決勝は日本人唯一出場の野村勇斗君の応援を皆でして帰ってきました。

今回素晴らしい経験を積ませてもらったドラゴコルゼレーシングチームを始め、レース帯同してくれた川口慶太さん、道上学さん、クロックプロモーション代表アルマンドさん、その他大勢の皆さんのおかげで海外レース経験出来ました。本当にありがとうございました。次回の海外レースは6月にサウスガルダWSKレースに行く予定です。OKクラスで目標はファイナルレースに残る事。コツコツ積み上げて上達して行きたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
チャオ!!